[開催中止] #ART SANPO 2021総括展「Imabari Landscapes 身近にアートがある暮らし ~ 出発編 ~」開催のお知らせ

*2021.04.03 up date: 本展覧会は開催中止になりました。詳しくはこちらをご覧ください。

2022年4月13日(水)から5日間、今治市河野美術館にて開催する展覧会『Imabari Landscapes 身近にアートがある暮らし ~ 出発編 ~』展を実施します。本展覧会を主催する「Imabari Landscapes」 は〔身近にアートがある暮らし〕をコンセプトに、2018年から愛媛県今治市で実施しているアートプロジェクトです。プロジェクトの継続を通じて、地域に住まう一人一人が、多様で、自分らしい生き方を選択できる土壌の醸成を目指しています。

本展は、愛媛県今治市内にある6箇所のお店を、7つの現代アート作品が月ごとに巡回する展覧会『ART SANPO 2021』の総括展として開催します。展覧会では、アート作品の展示だけに留まらず、アーティストの小宮太郎さんや国立奥多摩美術館館長の佐塚真啓さんをゲストに迎えたトークイベントや、『物を愛でる5つのステップ』というワークショップを実施します。また展覧会場では、佐塚真啓さんによるパフォーマンス作品『なんでも美術相談所』を会場内に終日オープン致します。

展覧会の鑑賞や、トークイベントやワークショップの参加などを通じて、〔身近にアートがある暮らし〕の楽しさ、面白さ、意味のわからなさや、豊かな暮らしについて考えるきっかけをみつけてみてはいかがでしょうか。

展覧会『 身近にアートがある暮らし 出発編』の概要 〜

愛媛県今治市内にある6箇所のお店を、7つの現代アート作品が月ごとに巡回する展覧会「ART SANPO 2021」の総括展

・日程:2022年4月13日(水), 14日 (木) , 15日 (金) , 16日 (土), 17日 (日)
・時間:10:00 - 17:00(最終日は15:00頃まで)
・会場:今治市河野美術館 2階 第3展示室(愛媛県今治市旭町1-4-8)
・入場料:500円(中学生以下無料)
・参加作家:飯川雄大、キンマキ、小宮太郎、佐塚真啓、永畑智大、袴田京太朗、山本篤、村田峰紀、村山悟郎
・主催:Imabari Landscapes ( https://imabarilandscapes.com )
・協力:国立奥多摩美術館、Apony、うお駒、Osteria erie、onsa、sotosu、美太に

展覧会『 身近にアートがある暮らし 出発編』のみどころ 〜

2021年5月~12月に開催した、ART SANPO 2021 の総括展として、今治市内の6つのお店に個別に展示してきた7つの作品を今治市河野美術館に一堂に展示します。新たな試みとして、佐塚真啓さんによるパフォーマンス作品「なんでも美術相談所」を会場内に終日オープン致します。また、今後のImabari Landscapes 活動の紹介として、2022年の夏頃に実施予定の ART SANPO 2022 にて街中をお散歩予定の小宮太郎さんの作品も新たに展示します。

◆◆ 展 示 予 定 作 品 の 抜 粋 ◆◆

● パフォーマンス『なんでも美術相談所』

絵の描き方から日々の悩みまで、どんな事でも「美術」で解決いたします。「美術」という言葉は、一般通念では「芸術」の下位概念であり、視覚芸術、造形芸術という事になっている様です。しかしこの美術相談所の美術はそれにとどまりません。何でもかんでも美術にこじつけて、どうにかこうにか解決を試みます!解決できない事も、もちろんあるとは思いますが、ぜひこの機会になんでもご相談ください。(佐塚)

※会期中は基本的にオープンしておりますが、トークイベント中など一時的にしまっている場合がございます。

展覧会『 身近にアートがある暮らし 出発編』関連企画

Imabari Landscapesのコンセプトである〔身近にアートがある暮らし〕とは一体何なのか?について、アーティストや協力頂いた今治の方々、ART SANPO の目撃者の皆さまと共に、対話や実践によって検証しますので、ぜひ皆さんも奮ってご参加いただけると嬉しいです。

■ トークイベント ■ 時間:13:00 - 14:30 / 場所:今治市河野美術館

● トークイベント① 4月13日 (水)
『身近にアートある生活って、どんな感じ?アーティスト2人に聞いてみる』 小宮太郎/佐塚真啓
あなたの身近に、「アート」はありますか?アーティストとして活動を続けるお二人にとって、「アート」はどんな存在なのでしょうか。Imabari Landscapes のコンセプトである〔身近にアートがある暮らし〕について、普段アートと切っても切れない生活を送っているお二人の視点から、アートや美術、文化の魅力や危うさ、可能性について伺います。

●トークイベント② 4月14日 (木)
『アート・コレクティブ、ってなに?国立奥多摩美術館と山中suplexとは』 小宮太郎/佐塚真啓
「アート・コレクティブ」という言葉をご存知ですか?東京を拠点に活動する国立奥多摩美術館の佐塚館長と、滋賀を拠点に活動する山中suplexファウンダーの小宮さんのお二人に、コレクティブの醍醐味や可能性、苦労について伺います。

●トークイベント③ 4月16日 (土)
『Imabari Landscapesの野望を、佐塚さんと話してみる』 佐塚真啓/周山祐未
Imabari Landscapesの活動も、早いもので4年目に突入しました。これまで実施してきた企画、「The Imabari Landscapes They Saw」や「ART SANPO」についてご説明します。また、今後構想している〔身近にアートがある暮らし〕の実現に向けての野望を、Imabari Landscapesのディレクター周山がお話しします。

●トークイベント④ 4月17日 (日)
『参加店の店主と語らう、ART SANPO 2021座談会』 佐塚真啓/周山祐未/onsa/うお駒 and more
「ART SANPO 2021」にご参加頂いた今治のお店の店主をゲストに迎え、「ART SANPO 2021」を振り返ります。店主の皆さんは、アート作品と過ごした8ヶ月間、どのようなことを感じたのでしょうか。座談会という形で、ざっくばらんに8ヶ月間を振り返ります。

■ 作品解説会 ■

国立奥多摩美術館の佐塚館長による、アート作品の解説を行います。作品の魅力や、作品を制作したアーティストの人柄などをお話し頂きます。皆さんからの作品の疑問にもお答えします。

 ○ 日時:① 4月16日(土)、② 4月17日(日)

 ○日時:① 4月16日(土) 15:00 - 16:00 / 場所:今治市河野美術館
     ② 4月17日(日) 10:30 - 11:30 / 場所:今治市河野美術館

■ 映像上映 ■ 時間:18:00-18:05 / 場所:ドンドビジョン(愛媛県今治市常盤町4-1)

どんどび交差点にある巨大モニター「ドンドビジョン」に、映像作家 山本篤作品を流してみよう!ということで、4日間、映像作品を5分間上映します。

 ○ 映像作家:山本篤 
○ 日時:① 4月13日(水)、② 4月15日(金)、③ 4月16日 (土)、④ 4月17日 (日) 

■ ワークショップ ■  

絵描きという自意識の下で、“美術”という言葉をキーワードに生きている佐塚真啓さんを講師に実施するワークショップです。参加者の皆さんに[大切にしている”物”]をご持参いただき、その”物”をより愛でるための5つの方法を実践していきます。

ワークショップ『物を愛でる5つのステップ』
 ○講師:佐塚真啓 
 ○日時:① 4月15日(金) 10:30 - 13:00 / 場所:今治市河野美術館
     ② 4月16日(土) 18:30 - 21:00 / 場所:今治ホホホ座
 ○持ち物:ご自身が大切にしている”物”を1点をご持参ください。

※事前予約制 (お名前と電話番号を「Yumi.Suyama@gmail.com」にご連絡ください)/参加費 2,500円

プロフィール

◉ 佐塚 真啓 Masahiro Satsuka
1985年静岡県生まれ。国立奥多摩美術館館長。絵描きという自意識の下で、“美術”という言葉をキーワードに生きている。近年の展覧会に、国立奥多摩美術館「生きろ②佐塚真啓 冬はさむい夏はあつい」巡回展(銀座蔦屋書店 東京、2018)「国立奥多摩美術館 24時間国際人間時計~アジア編」(六本木アートナイト 東京、2017)などがある。

◉ 小宮 太郎 Taro Komiya
1985年神奈川県生まれ。2016年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻(博士)修了 。絵画や写真作品をはじめ、回転するオブジェや、空間を利用したトロンプ・ルイユ(Trompe-l’œil、騙し絵)的なインスタレーション作品などを制作する。滋賀県大津市にてシェアスタジオ「山中suplex」を主宰、運営する。主な展覧会に、「VIDEOTOPIA」(MAHO KUBOTA GALLERY 東京、2020)、個展「穴の容態」(Art Center Ongoig 東京、2019)、「 山中suplexのみんなと、尼崎にいるあなた(あまらぶアートラボ A-Lab(えーらぼ)兵庫、2019)、個展「The skill of pen spinner.」(vou 京都、2018)などがある。

◉ 周山 祐未 Yumi Suyama
1986年愛媛県今治市生まれ。アートマネージャー。現代アートを軸にしたイベントやワークショップを企画運営。立命館大学在学中、アメリカのワシントン州シアトルに1年間留学した際に経験した、現代アートのギャラリーのインターンシップからアートに興味を持つ。2018年からは愛媛県今治市にて〔身近にアートがある暮らし〕がコンセプトのアートプロジェクト「Imabari Landscapes」を自主企画しながら、アーティストや自治体と協同して様々なアートプロジェクトのコーディネーションも担当。主な活動は「Tokyo Contemporary Art Award 」(選考会運営事務局、2019, 2020, 2021 )、「岡山芸術交流」(制作、2019 ) などがある。