illustrated by Satsuka Masahiro

2021年2月に実験的に始まった「ART SANPO」は、〔身近にアートがある暮らし〕をコンセプトに、街に愛されるお店に現代アート作品がお散歩(展示)するアートプロジェクトです。コロナウィルスの影響で自由に人に会うことが難しくなってしまった状況でも、作品は自由に動けるのではないかと考え、今治市内の複数の店舗をアート作品が回遊する展覧会「ART SANPO 2021」を2021年に、「ART SANPO 2023」を2023年に実施しました。展示会場である、今治の皆さんに愛されているお店は、古道具屋、雑貨屋、喫茶店、器屋、イタリアンレストラン、懐石料理屋と様々です。それぞれの月毎に、現代アートの作品が、各お店に1点づつ展示されていますので、ぜひフラッと立ち寄ったお店で、お買い物をしながら、コーヒーを飲みながら、お食事を食べながら、作品鑑賞をお楽しみください。

ART SANPO 出張企画

1)余暇
今治で古道具屋を営むonsaの木本さんと、雑貨屋を営むうお駒のよしこさん、松山で古本屋を営む武井さんの三人が企画した余暇(暇をもて余した店主たちの集い)というエッジの効いたイベントにて、アート作品を3点展示させていただきました。

開催日:2021年2月28日
主催:onsa、うお駒、浮雲書店
展示作家:佐塚真啓、キンマキ、永畑智大
開催場所:今治ホホホ座(〒794-0024 愛媛県今治市共栄町1-3-3)

2)揺れるノアート
「身近にアートがある暮らし」とは一体なんなのか。旧浮雲書店店主である武井さんに声をかけられた愛媛を拠点にアートに関わる5人のアートコレクション展に参加させて頂きました。2日間は、18時からアートについて語らうトークイベントにも登壇しました。

開催日:2021年4月3日、4日
主催:武井(旧浮雲書店店主)
展示作家:佐塚真啓、山本篤、和田昌宏
開催場所:旧浮雲書店(〒790-0014 愛媛県松山市柳井町1-13-16-101)

ART SANPO 2021

開催期間:2021年5月1日~2021年12月31日
参加作家:佐塚真啓、キンマキ、永畑智大、飯川雄大、村田峰紀、袴田京太朗、村山悟郎
開催場所:愛媛県今治市内のお店(onsa、うお駒、sotosu、美太に、Apony、Osteria erie)
協  力:国立奥多摩美術館onsarin art association
*展示作品は、絵画、彫刻、ドローイングなどの7つの作品です。

ART SANPO 2021の展示風景

ART SANPO 2021_5月の展示風景_キンマキ「paste 3」 @ onsa
ART SANPO 2021_6月の展示風景_キンマキ「paste 3」 @ Osteria erie
ART SANPO 2021_8月の展示風景_キンマキ「paste 3」 @ sotosu

ART SANPO 2023

開催期間:2023年6月1日~2023年11月30日
参加作家:赤羽史亮 岡田理 小宮太郎 齋藤雄介 下山健太郎 前谷開 横山奈美
開催場所:Apony(喫茶店) うお駒(セレクトショップ) Osteria erie (ナポリ料理店)onsa(古道具店) sotosu(器・雑貨店) 美太に(日本料理店)

ART SANPO 2023の展示風景

ART SANPO 2023_横山奈美「自画像」 @ うお駒
ART SANPO 2023_赤羽史亮 「Morning Dew (study)」 @ Osteria erie
ART SANPO 2023_下山健太郎「The Moon and so on 2022」 @ Apony
ART SANPO 2023_小宮太郎「HOLE STATE [ 湖面の月]」 @ Osteria erie