2024年2〜3月に「アーティスト・イン・今治」を実施いたします。
このたび、Imabari Landscapes は今治市より「アーティスト・イン・今治 コーディネート業務」を受託いたしました。
*本プログラムのチラシはこちらをご確認ください。
1. プロジェクトの概要
愛媛県今治市にアーティストの小宮太郎氏を招き『アーティスト・イン・今治』を開催します。『アーティスト・イン・今治』では、日本国内で活動するアーティストを今治市内に招き、地域との交流を進めていきます。「まちなか」のパブリックスペースにおいて制作活動を行うことで、地域の方々に身近にアートに接する機会を提供しながら、アートの切り口から「まちなか」の賑わいや新たな魅力の創出を図るプロジェクトです。
滞在期間の前半は、アーティスト自らが市内をリサーチし、地域の方々と交流をしながらアイデアやインスピレーションを制作の糧としていきます。後半では、オープンスタジオを実施し、実際に制作現場を見学、交流することができるようスタジオを開放します。また交流プログラムでは、美術の分野で活躍されている有識者を招いたトークイベントや、ワークショップを開催します。ぜひ、身近にアートがある暮らしを今治で体感してください。
2. 招聘アーティスト
小宮氏は、絵画、写真、立体作品、インスタレーションなど様々なメディアを使って表現活動を行っています。「美術」という枠組みの中で今を生きるアーティストが、何を考えながら“表現”を行っているのか。「絵」だけではない新しいアートの世界に触れてみませんか。
小宮太郎/Taro Komiya
1985年神奈川県生まれ。2016年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻(博士)修了 。 絵画や写真作品をはじめ、回転するオブジェや、空間を利用した騙し絵的なインスタレーション作品などを制作する。近年では「みること」の能動性とともに、世界を違う角度で認知し直すための方法として彫刻や絵画作品などを発表する。主な展覧会に、2023年「地面カルチャー」(VOU・京都)、「VOCA2023」(上野の森美術館・東京)2022年「basement #01 五劫のすりきれ 」(京都文化博物館・京都)2021年「余の光/Lightof My world」(旧銀鈴会館・京都)、「Soft Territory かかわりのあわい」(滋賀県立近代美術館・滋賀)2020年「Drive-in Exhibition 『類比の鏡 / The Analogical Mirrors』」 (山中suplex・滋賀)2019年、個展「穴の容態」(Art Center Ongoig・東京)。 滋賀県大津市のシェアスタジオ「山中suplex」共同代表。
3. オープンスタジオ
アーティストの制作現場を期間限定で解放します。アーティストと対話をしながら、制作過程を見学することができます。
日時:2024年3月1日(金)〜6日(水) 13:00-18:00
※但し、3月2日(土)は10:00-12:00、3月4日(月)は休み
場所:今治市立中央図書館 2階会議室(愛媛県今治市常盤町5丁目203-2)
入場無料/申し込み不要
4. 交流プログラム
1) アーティストトーク
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の学芸員である竹崎瑞季氏を招き、小宮氏の過去作品を振り返ります。小宮氏の言葉を通して改めてこれまでの体験を掘り下げ、アーティストの表現方法や自由な発想の背景にあるものを紐解いていきます。
日時:2024年2月17日(土)14:00-15:30
場所:河野美術館 1階会議室(愛媛県今治市旭町1丁目4-8)
定員:50名
参加費:無料/事前申し込み制
ゲスト:小宮太郎、竹崎瑞季(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員)
竹崎瑞季/ Takezaki Mizuki
神奈川県出身。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻修了。高知県立美術館学芸員を経て、2017年より現職。近代からの学びや課題を、現代とその先を捉える足がかりとしながらリサーチを行う。これまでに企画した主な展覧会に「中園孔二 ソウルメイト」(2023年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)、「今井俊介 スカートと風景」(2022年、同館)、「丸亀での現在」「まみえる 千変万化な顔たち」(2021年、同館)、「高知家の宝もの 村山槐多からヨーゼフ・ボイスまで」(2014年、高知県立美術館)など。
2) ワークショップ「地球と一緒に絵を描いてみる」(※定員に達したため受付を終了しました。)
小宮氏の作品の中には、絵の具を目の荒い布の裏側から押し出す手法の作品があります。小宮氏はその描く行為を、「地球の引力」を使って描くといいます。今回のワークショップでは、同じ手法を用いてワークショップ参加者とともに実際に絵の具を使いながら作品制作を行っていきます。
日時:2024年2月18日(日)13:00-15:00
場所:今治ホホホ座(愛媛県今治市共栄町1丁目 3-3)
定員:10名(小・中学生対象、保護者同伴可)
参加費:無料/事前申し込み制
※お車でお越しの方は、近隣の有料駐車場をご利用ください。
3) アート・プロジェクトトーク「アート・プロジェクトと街の関わり方」
滋賀を拠点に活動するアートコレクティブ「山中suplex」の共同代表の小宮氏と、鳥取県立博物館美術の学芸員でありながら、鳥取を拠点に活動するアート・プロジェクト「HOSPITALE」のディレクターを務める赤井あずみ氏に、アートを軸に地方創生を行うそれぞれの立場から、「アートと地域との接続」をテーマに、これまで地域で取り組んできたことをご紹介いただきます。また、Imabari Landscapesのディレクター周山祐未氏を交え、地域で目指していくこれからのアート・プロジェクトの可能性について語り合います。身近にアートがあることで暮らしがどのように変わっていくのか、その本質を紐解いていきます。
日時:2024年3月2日(土)14:00-16:00
場所:今治市立中央図書館 3階視聴覚室(愛媛県今治市常盤町5丁目203-2)
定員:50名
参加費:無料/事前申し込み制
ゲスト:小宮太郎、赤井 あずみ(HOSPITALE プログラムディレクター、鳥取県立博物館美術振興課 主任学芸員)
司会進行:周山祐未(Imabari Landscapes)
赤井 あずみ/Azumi Akai
鳥取県立博物館(2002-2008)、トーキョーワンダーサイト(2008-2010)、あいちトリエンナーレ2010を経て、2012年よりアート・プロジェクト「HOSPITALE」の企画を手がけながら、2013年よりプロジェクト・スペース「ことめや」を運営。現在鳥取県立博物館にて近現代美術を担当するほか、2025年に開館予定の鳥取県立美術館の開館準備業務に従事。
5.申込方法
交流プログラムは「事前申し込み制」です。下記のリンクか、申込フォームからお申込みください。
=============================
主催:今治市
企画・運営:Imabari Landscapes( https://imabarilandscapes.com )
[お問い合わせ先]
①今治市役所魅力都市創生課
電話: 0898-36-1508
②Imabari Landscapes
メール: Yumi.Suyama@gmail.com
Instagram: https://www.instagram.com/imabari_landscapes/
*プレスリリース